スライドで最もよく使う箇条書き。味気ないスライドに遊びを加えることで、飽きさせないプレゼンテーションを作ることができます。今回はカードがめくれるアニメーションを作ってみました。
BEFORE
伝染性単核球症の所見のイメージを箇条書きにしたスライド。無駄がなく、サラッと流すには何の問題もないデザインです。
直したい!
箇条書きに遊びを加えたい
AFTER
これでは4枚のカードが裏返っただけですが、動画にするとこうなります。
直した!
4枚のカードが次々とめくれていくアニメーションにした
解説
1.カードがめくれるアニメーション
PowerPointのアニメーション機能を駆使して、伏せたカードが表になっていくアニメーションを作ってみましょう。
まずはカードの表と裏の画像を用意します。トランプの裏の画像はAdobe Stockでダウンロードしました。
めくれる前のカードのアニメーションを設定します。左のカード(最初に提示される方)を選択し、「アニメーション」→「その他の終了効果」→「コラプス」を選択します。
アニメーションのスピードを調節しましょう。右上の「タイミング」で「継続時間」を変更します。0.15~0.3秒くらいが自然なスピードでしたが、プレビューをしながら確かめてください。
続いて右のカード(後から提示される方)を選択し、「アニメーション」→「その他の開始効果」→「ストレッチ」を選びます。
先と同様にタイミング調整をしますが、「開始」のウインドウをクリックして、「直前の動作の後」を選択しましょう。こうすることでクリックと同時に、2つの図形が連続してアニメーションしてくれます。「継続時間」も先ほどと同じスピードに設定します。
最後にオブジェクトを全て選択し、「配置」→「左右中央揃え」と「上下中央揃え」を実行すると、カードがきれいに重なってくれます。
4枚並べると、次々とカードがめくれてくれます。
アニメーションを使う際の注意点は
①やたらと使いすぎない
②意味なく動き回るだけのアニメーションを使わない
です。アクセントとしてうまく使ってプレゼンテーションを彩ってください。
※スライドはすべてmicrosoft Powerpoint office 2019 Windows10 を使用しています
ありがとうございます。こういう意味のあるアニメーションのテクニックは増やしておくと便利ですね。音ありは同期の仕方とか本番でのトラブルとかを想定するとだいぶハードルが上がってしまうのでけっこうなチャレンジです。
トランプがめくれていく速さが、とってもエレガントで絶妙で、先生のセンスは、やっぱりスゴいですね❤。
トランプが並ぶ前に、マジシャンが出てきてトランプを切ってくれてトランプを並べてくれるアニメーションがあったり、トランプがめくれるときに、一回一回、指をパチンと鳴らす音がついていたら、もっと雰囲気出ると思うけど、やり過ぎかな?学会発表とかじゃ使えなくなっちゃう?❤。