top of page

書籍「医療者のスライドデザイン」が出版されました!

執筆者の写真: Kobayashi KeiKobayashi Kei

更新日:2023年2月4日

医療スライドデザイン部のみなさま、ごぶさたしております。小林 啓です。長くお休みをしておりましたが、その間に執筆、デザインをしていた書籍「医療者のスライドデザイン -プレゼンテーションを進化させるデザインの教科書-」が、2023年2月6日に発売されましたので、お知らせします。



プレゼンテーションに悩んでいますか?

この本は医療プレゼンテーションのスライドを、デザインの視点から解剖し、基本となるテクニックをお伝えしています。医師に限らず、さまざまな医療職、研究職、学生の方にも実感がわくよう豊富な実例をそろえ、オンラインコンテンツと連動した手を動かす実習も用意しています。


私はデザインの想いが深まりすぎてとうとう治療アプリⓇのプロダクトデザイナーになってしまいました。デザインの世界に飛び込んだ今でも、デザインは知るほどに奥が深く、よいものを作ることの喜びを感じ続けています。


この本を通じて医療のプレゼンテーションがより伝わりやすく進化し、デザインそのものへの関心が高まってもらえると嬉しいです。ここでは簡単な目次を紹介します。ぜひ書店で手にとって読んでみてください!


1. 準備をする

スライドを作る前の準備は、プレゼンテーションの成功の可否を決定します。観客の視点で考える、ストーリーを作る、シンプルにする、といったプレゼンテーションデザインの大前提について解説します。




2. 整える

スライドをきれいに見せるためのポイントは、要素をどれだけ整えるかです。位置を整える、大きさを整える、視線の流れを整えるなどのメソッドをお伝えし、Powerpointの便利な機能も紹介します。



3. 余白

情報で空間を埋め尽くすのではなく、いかに余白をコントロールするか。情報の強調の仕方や伝わりやすいグループ分けの仕方、スライドタイトルのデザインなどを解説します。


4. 配色する

色はとても奥の深い世界です。色の選び方をできるだけシンプルに説明し、避けてほしい色の使い方についてもお伝えします。



5. 画像にする

文字だらけのスライドよりも、画像で上手に彩られたスライドのほうが伝わりやすく魅力的にうつります。アイコンや写真の使い方、グラフデザインにおける注意点を説明します。




6. 時間を操る

アニメーションは観客の眠気ざましの道具ではありません。プレゼンテーションの時間軸を意識し、効果的な演出としてアニメーションを使うことができれば、理解をうながし記憶にとどめやすいプレゼンテーションにレベルアップします。



7. スライド実例集

医療系スライドには独特の慣習やクセがあり、他のスライドデザインの教科書ではなかなかカバーしきれていません。できるだけ広い分野にあてはまるスライドの実例を20例示し、BEFORE→AFTER形式で改善するポイントを解説します。




8. オンラインプレゼンテーション

パンデミック以降急速に広まったオンラインプレゼンテーション。対面のプレゼンテーションと何がちがい、何を苦手と感じているのかを分析し、改善策を模索します。


9. 医療とデザイン

最後はスライドデザインから離れ、「デザイン」という広い概念についてお話しします。医療×デザインを組み合わせるとはどういうことか?組み合わせることでなにができるのか?私自身の大きなテーマであり、みなさんにもぜひ関心を持ってもらいたいトピックとしてご紹介します。




テキストだけでなく、図もすべて書きレイアウトもほとんど組んだためそれは大変な作業でした。スライドデザインの基礎はしっかり詰めこみましたので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。そして、できたらAmazonで★だけでも評価をつけていただけるとさらに嬉しいです!



さらにまた、医療スライドデザイン部Facebookグループでのピアスタディも再開します。より良いプレゼンテーションのデザインとは何か?一緒に考えていきましょう。


最新記事

すべて表示

תגובות


bottom of page