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  • 執筆者の写真Kobayashi Kei

画像で説明をする

更新日:2020年6月25日

絵は文字よりも瞬時に情報を伝えることができます。画像を駆使してダイナミックで印象的なスライドを作りましょう。


BEFORE

腎臓の解剖・生理を解説したスライドです。よくビジュアライズされており、説明も簡潔ですが、一枚に画像が詰め込まれすぎており、画像に統一感のない印象も受けます。



直したい!

  1. 一枚のスライドに貼られた画像が多く、順番もわかりにくい

  2. 画像に細かい情報が書き込まれており、文字がつぶれて読みづらい


AFTER




直した!

  1. 情報を複数のスライドに分け、各解剖レベルで説明ができるようにした

  2. 余計な文字情報を減らし、口頭での説明に重点をおくデザインにした

  3. 画面切り替えを活用し、マクロからミクロへの流れを演出した





解説

1. 絵+説明


スライド全般に言えることですが、絵があってお話しで展開する紙芝居のイメージは大切です。TEDトークなどの一流のプレゼンを見てもわかるように、このスタイルは見る側の視覚と聴覚のリソースをバランスよく使うことができ、ストレスなく理解を促すことができます。逆にテキストだらけのスライドを口頭で読み上げるスタイルは、視覚の理解と聴覚の理解にタイムラグが生じ、理解しようとがんばるほど疲弊してしまいます。

絵本や紙芝居のように、子供にとって楽しくて理解しやすいものは、大人にとっても楽しくて理解しやすいです。



2.画像を選ぶ

世にあふれる広告を見てもわかるように、画像の質は印象の質を大きく左右します。きれいな画像を一枚ドンと貼り付ければそれだけできれいなスライドはできますし、逆にゆがんでいたり画質の良くない画像をいくつも貼ってそこにテキストをあれこれ書き込むと、ミゼラブルなスライドを簡単に作ることができます。


画像は教科書などをスキャンして取り込むことが一般的ですが、今回のように余計な文字情報が入っていたりすると、理解の妨げになりかねないので編集が必要です。さらに引用の際には引用元を明記する必要がありますので注意しましょう(引用のルールについては、近日中にまとめたいと思います)。

最近では高画質な写真やイラストをダウンロードできるサイトがたくさんできており、利用することをお勧めしています。有料・無料様々ですが、写真系では


Adobe Stock (有料)

Shutterstock (有料)

pixabay(無料)

イラストAC (無料)


などは使いやすい印象です。ちなみに私はいつもAdobe Stockを利用しています。料金や使い勝手に関しては比較情報もいろいろありますので、ぜひ調べてみてください。



3.画面切り替えを使う


動画を見ていただけるとわかるのですが、今回は腎臓のマクロからミクロまでの流れをスライドがズームする形で演出しています。Powerpointの「画面切り替え」タブを選択、「ズーム」を選ぶと前のスライドから切り替わる際にアニメーションが加わります。




よくこうしたアニメーションを全スライドで繰り広げる方がいますが、派手な演出ほど使いどころが大事です。関係ないところで画面切り替え乱用すると、見せられる側はすぐに飽きて胸やけします。

「おもしろそうな機能だから適当に使ってみる」ではなく、まずは動かなければいけない理由を考え、動きをイメージし、そのためにどのアニメーションを適用するかを考えて使いましょう。



※スライドはすべてmicrosoft Powerpoint office 365 Window10 を使用しています

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