前編ではOBS studioの設定方法とスライドを用いたシンプルな動画を作成しましたが、後編ではカメラで撮った自分の映像とタイトルをレイアウトする方法を紹介します。
1.OBSを設定する
まずは前編で作ったOBSの設定をそのまま運用したいので、画面左下「シーン」の「Presentation」を右クリックし、「複製」を押します。
「Presentation 2」というシーンが追加されますので、このPresentation 2を選択します。複製したので設定は同じです。
使用するPowerPointのスライドを開きます。前回はフルスクリーンのため16:9サイズのスライドを使いましたが、今回は4:3のサイズのスライドを使いましょう。
4:3のスライドを開いた画面がこちら。両端に黒い余白があります。
OBSのメイン画面をクリックし、赤い枠の角と辺の中心にある赤い点を、altを押しながらドラッグすると拡大・縮小せずに枠の形を調整(トリミング)することができます。(下の図左の黄緑の線)
続いて自分のカメラ映像を取り込みましょう。「ソース」の「+」をクリックし、「映像キャプチャデバイス」を選択します。
「新規作成」で「camera」と名前をつけ、「'camera'のプロパティ」画面で「デバイス」をFront Cameraにします(外付けカメラがある場合はそのカメラを選択してください)。すると画面に自分の映像が取り込まれます。
これまでの方法でサイズ調整し、左にスライド、右下に小さく自分の映像が入るようレイアウトしましょう。
OBSの特徴としてこのレイアウトを自由にできるので、スライドと自分の映像の大きさを1:1にしたり、PowerPointで作る動画のようにフルスクリーンのスライド上に自分の映像を重ねることも可能です。
続いてタイトルを入れてみます。「ソース」の「+」から「テキスト(GDI+)」を選択し、テキストを入力します。
"Title", "Name"などのいくつかの名前をつけ、適当に配置していきましょう。テキストはフォント、色、文字の大きさなどを適宜調整していくことができます。
レイアウトが完成したら、画面右下の「録画開始」を押すと録画がスタートします。
これで動画ができました。
上のような短い時間の動画では、しゃべっている人はむしろ邪魔な気がしますが、ある程度の長さの動画であれば、演者の姿が見えている方が視聴者との距離が縮まり、飽きずに見続けられるかと思います。
OBSに関しては私も最近使い始めたばかりなので、もっと適切で効率的な使い方があるかもしれません。ぜひコメントいただけますと幸いです。
動画はこだわり始めるとキリがなく手間もかかるため、これからの時代多くの医療者、研究者が苦労するコンテンツです。「見てもらえる動画」を作るクオリティをあげていくのは大変ですが、スライドデザイン部でもより良い動画デザインを引き続き考察してきたいと思います。
※スライドはすべてmicrosoft Excell office 365およびmicrosoft Powerpoint office 365 Window10 を使用しています
お久しぶりです。ご指摘ありがとうございます。撮りながらしゃべるのは思った以上に難しく、パソコン触っているときの表情がダイレクトに出た結果です。世のYoutuberさんたちはえらいです。もっと朗らかに話せるよう精進します。
もっとニッコリ笑った動画や画像を使えばいいのに。先生は笑ったほうが、かわいいし好感度upするよ?