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  • 執筆者の写真Kobayashi Kei

スライドデザインの手間に関するアンケート集計結果



医療者を対象としたスライドデザインの手間に関するアンケート

ここ最近「どうすれば時間と手間をかけずにきれいなスライドを作れるか?」を考えていますが、医療スライドデザイン部Facebookグループのみなさん対象に、何に手間を感じ、どのような工夫をされているかのアンケートを取らせていただきました。

いただいた回答は15名。結果をお知らせします。


職種と年齢

医師を中心に、幅広い医療職の方にご回答いただきました。年齢はやや若め、中堅くらいのキャリアでしょうか。


スライド作成の何に手間がかかっているか?(選択)

複数回答可の質問です。目立つのは「スライド作成前の情報整理」や「ストーリーの組み立て」で、みなさんスライドよりもストーリーの作成に力を割いていることがわかります。

また「テキストや図の配置」「グラフの作成」といった項目も多く、複雑な情報をデザインする上での苦労もうかがえます。


一方で「発表の練習」「アニメーションの作成」といった項目は少なく、練習までする余裕がないことや、アニメーションを多用する人が少ない傾向も見えてきます。


その他としては

フォント関連と少し重なりますが、スライド同士の書式というか、整合性というか、その辺りの調整です。
写真、イラスト、アイコンの選定, どれだけ人に関心を持って見てもらえるか、惹きつけることができるのか、インパクト

といった回答がありました。


手間や時間を省くためにどのような工夫をしているか?(自由記述)

こちらは様々な工夫を教えていただいたのですべて紹介いたします。

アニメーションは使わず、複数のスライドのコマ送りにしている。過去のスライドをリメイクしている。
一枚作ったスライドを複製して、それを修正することでバランスを同じにしている。(例えば右下に病院のロゴを入れるとか、、、)もっといい方法があるのだろうなぁと思いつつです。
良いデザインのポスター(スマート、クール、斬新)を作り始める前に見ることで、スライドのデザインをひらめき易くする。
後でデータ漏れがないように、データー整理は徹底的にする、使える写真や絵はストックしておく
アニメーションは、受講生に質問を投げかける時だけ使うようにしています。
スライドの背景を最初から決めないようにしています。テキスト・写真・図の配置が決まったら、最後に内容にあったトンマナを決め、背景を作るorテンプレートを選びます(コンテンツが完成した後に装飾をほどこす)。
canvaのテンプレを利用する。
使いまわせるものは使いまわす、そのためにデザインやフォントなどは全て統一している。たまに気分を変えたいので5年に1回くらいはデザインのマイナーチェンジしてます。あとは暇な時に、序盤の走りで使えそうなスライドを作っておく、とかパクれそうなものがあったら使うかは置いといてとりあえずパクって作っておくとかですね。
過去のスライドを使い回す、1スライド1分と想定して発表時間以上の枚数を作成しない、集中して一気に作る(ADHD傾向があるので創作活動をすると思考が活性化されて脱線しがちになります)
シチュエーション別にフォントとフォントサイズを決めています(本を参考に決めました)。アニメーションは、アピールのみを使っています(特殊な動きをするものは、視覚的に疲れると思うため、シンプルな動きのみにしています)。
スライドのテンプレートを作って使い回しています。テキストや図の配置は今でも悩んでいます。
フォント、フォントサイズはルールあり
これまでのスライド使うことあり
他の人のスライドのいいところをメモっておく
フォントサイズ(游ゴシック・28pt以上 等)にルールを決めています.
ある程度オリジナルのスライドテーマを場面ごとに作成しています.
検査データなどのスライドは予め検査値を空白で作成し,流用しています.
普段学習したことや学会に使用できそうな内容に関してはすべてパワーポイントでまとめています.
学会・研究会などで流用できそうなデザインは自前でデザインを模倣させていただいています.

作ったスライドを再利用する、使えそうなデザインを積極的に模倣する、既存のテンプレートを使用する、ルールを決める、検査値のテンプレートを作る、アニメーションなどの不要な演出を使わないなど、作業負荷と認知負荷を減らす工夫をみなさんされていて感心します。

あと私がこれまでに紹介したテクニックも活用いただき本当にありがとうございます…。


他にもこんな工夫ができそう!といったアイデアがあれば、Facebookグループのコメント欄に書き込んでみてください。みなさんの工夫を聞くのは楽しいです。

引き続き簡単に作れるスライドデザインを追求していきましょう!


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